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365日連続勤務、残業代0、うつ病発症元従業員、会社と社長を提訴

      2015/10/20

企業出典:http://photo.v-colors.com/

10月10日に神奈川県在住の30代男性とその妻が、365日の連続勤務と長時間労働によってうつ病を発症し、二度の自殺未遂にまで追いつめられたとして元勤務先の東京都内で印刷業などを営む「株式会社アコ」とその社長に損害賠償など約1154万円を求めて、東京地裁に提訴しました。

という信じがたいニュースを目にしました。ここ近年ブラック企業とされる会社名を公表するなど、「ブラック企業」に対する世間の関心が高まってきています。

まずは今回のニュースの内容をまとめてみたいと思います。

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普通では考えられない勤務体制

ニュースの内容によると、以下のようなことが言われていました。

  • 2013年は1月1日から12月31日まで、365日間連続勤務。
  • 店舗の営業時間(10~19時)は、店から離れられず、休憩もなし。
  • ワンオペ(従業員一人ですべての労働作業を行うこと)をさせられた。
  • ほとんど家に帰れていない。
  • 同年10月~12月の時間外労働時間は10月が約160時間、11月が約226時間、12月が約257時間
  • 残業代はまったく支払われていない。

書いているだけで胸が苦しくなるような勤務体制。

ここまでのブラック企業はなかなか無いのではないでしょうか。

遂にはうつ病を発症

そして2014年の年明け、年末年始もほぼ働きづめだった後の1月5日に自家用車の中で睡眠導入剤を飲み、練炭自殺をはかりました。

仕事上のミスで自責の念にとらわれた結果のことでした。しかし自殺は失敗、翌日に同じ方法で試みたもののそれも失敗しました。

7日に妻と母親に発見され救急搬送、8日に別の病院を受診した際、適応障害、抑うつ状態であると診断され、入院することになりました。

入院中、会社社長からは「仕事で分からないことがあるから」という趣旨の連絡が妻のもとにあっただけで、謝罪や心配するような言葉は一言もなかったといいます。

その後、休職した後今年6月に退職したそうです。

訴訟を決意

原告の男性は提訴した3日後の記者会見でこう語っています。

「(自殺未遂後に)入院していたときは、『自分が悪いんじゃないか』と思っていた。しかし、前向きになり、精神的にもまともになってきて、社長を許せないという気持ちが強くなった。僕みたいな人を1人でも減らせればと思い、訴訟を決意した。」

さらに、この男性の弁護士(指宿弁護士)さんは

「この訴訟を通じて、長時間労働、連続勤務の実態と、それが労働者の健康や生命にどのような危険を及ぼすのか、危険性と損害の大きさについて訴えていきたい」

と語りました。

この出来事を通じて

私自身も世間一般的にはブラック企業と呼ばれるであろう会社に勤務しています。(2015年10月現在)

常々思っていることは

経営者は従業員を「人」として見て欲しい

ということです。

そして経営者は自分のことは棚に上げ、このことに無自覚であることも多いので、私たち労働者が正当な権利を理解し勝ち取っていかなければなりません。これはお互いの為にです。

今、もし辛い状況にあるのならば、自殺はまず絶対にやめてください。

家族がいるならなおさらです。

そして家族がいるからこそ仕事を辞められない、という状況の方もたくさんいらっしゃるかと思います。

でも、ブラック企業からはなんとしてでも逃げてください。無責任な言い方になりますが、人生なんとでもなります。ブラック企業にいることの方がお先真っ暗です。

今月で私も会社を辞めます。

立ち向かう勇気、逃げる勇気を、ぜひ持ってください。

少しでも、不当な扱いを受けている人が減りますように。

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