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【嵐チケット転売】山中いづみ容疑者逮捕―古物営業法違反とは?疑問点

      2016/12/16

人気アイドルグループ、嵐のチケットを古物営業の許可を得ていない状態で転売していた山中いづみ容疑者を、古物営業法違反の容疑で逮捕しました。

初の転売屋(転売ヤー、せどり)の逮捕です。

そもそもの「古物営業法違反」とはどういうことなのでしょうか。

疑問点をまとめました。

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事件概要

山中いづみ容疑者は2015年11~12月の間に、アイドルグループ「嵐」のチケット計5枚を4回にわたってインターネットサイトに出品し、香川県公安委員会の許可がないのに札幌市の女性ら3人に計約7万円でチケットを転売した疑いで北海道警に逮捕されました。

山中容疑者はチケットをチケット交換サイトで入手していました。

2014年10月~2016年4月に、嵐などのコンサートチケット299枚を全国31都道府県の168人に転売し、約1000万円の売り上げを得ていた疑いがあるとして、余罪を調べています。

山中いづみ容疑者

香川県善通寺市で犬のブリーダーをしていたようです。

お店のtwitterアカウントもあったようですが、今はアカウントが削除されています。

おそらくSNS系は全て削除されています。

古物営業法違反とは

今回、転売屋が逮捕された容疑は「チケットを転売していた」という容疑ではありません。

「転売目的でチケットを買い取り、それを売却していた」という容疑です。

チケットは法律上「古物」として取り扱われます。

古物とは

この法律において「古物」とは、一度使用された物品(鑑賞的美術品及び商品券、乗車券、郵便切手その他政令で定めるこれらに類する証票その他の物を含み、 大型機械類(船舶、航空機、工作機械その他これらに類する物をいう。)で政令で定めるものを除く。以下同じ。)若しくは使用されない物品で使用のために取 引されたもの又はこれらの物品に幾分の手入れをしたものをいう。出典:http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S24/S24HO108.html

これらは13種に分類されており、チケットはその中の「金券」という部類になります。

これを買い取り、転売するためには各都道府県の公安委員会から許可を得なければならないのです。(古物商許可)

この許可を得ずに営業していた、ということで逮捕されたのです。

もしこの許可を得ていたのなら、この容疑では逮捕されませんでした。(得ていてもおそらく脱税行為で何らかの罪にはなるでしょう)

そして明らかに転売目的でチケットを購入していたので、この違反が認められたのでしょう。

通常、「自分が使うために買ったが未使用の物を売る」ということでは古物営業法違反にはなりません。

無許可での古物営業法違反の罰則は3年以下の懲役又は100万円以下の罰金となります。

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転売について

では、古物商の許可を得ていればチケットは売買してもいいのでしょうか。

答えはもちろんNOです。

コンサートのチケットは、そのコンサートに行く人のためのもので、商売するため、営利目的のものではありません

大体のチケットが「営利目的での転売禁止」となっているはずです。

法律には触れなくとも、チケットを買う時に同意した規約には違反します。

コンサートに行けなくなった場合は、ヤフオクなどに出品するより、そのアーティストが公式で行なっているチケット交換サイトで譲り先を決める、ということをした方が良いでしょう。

アーティスト側がチケットの名義本人しか入れない、ということになっている場合は特にです。

最近は特に転売に関しての規約が厳しくなっています。

転売屋が減らない理由として、売る側だけでなく、買う側にも問題はあります。

どうしてもコンサートに行きたい気持ちはわかりますが、高額で転売されているチケットは買わないことは鉄則です。

しっかりと規約とマナーは守りましょう。


 

今回の逮捕で、転売の抑止力になり、少しでも悪質な転売が減ることを祈ります。

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