【相模原殺人】植松聖容疑者の生い立ち、壊れた性格、人格―整形も

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19人が死亡、26人が重軽傷を負った神奈川県相模原市で起きた悲惨なこの事件。

犯人である植松聖(うえまつさとし)容疑者。

彼はなぜこのような事件を起こしたのでしょうか。

生い立ちや性格から紐解いていきたいと思います。

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生い立ち・人柄

神奈川県相模原市生まれ。

兄弟は居らず、両親との3人家族です。

父親は小学校の教諭(図工)をしています。(今後はどうなるかわかりません)
母親は漫画家です。

(追記:8月2日、勤務先である学校にて保護者説明会が行なわれ「息子がとんでもないことをしてしまいました。申し訳ございませんでした。」というコメントを校長が発表しました。)

相模原市立千木良小学校を卒業しており、後に教育実習生として赴任しています。

人を笑わせるのが得意な明るい子どもだったといいます。

ですがその影で、子どもの頃に満たされない欲求があったのかもしれません。

もし、教師である親の言いなりになっていたのだとしたら?

立派な父親に、あまり褒められずに育って来たのだとしたら?

自分の欲求を認めてくれない家庭で育ったのだとしたら?

教師になるという夢も、そう言えば、それを目指せば親に褒められる!と親の欲求を満たすために目指していたのだとしたら?

本当に教師になりたかったのなら、教員免許採用試験の受け付けを忘れるわけがありません。

教師になりたい、というのは本音で言うところの夢では無かったのでしょう。

大学4年生ごろからは脱法ハーブなどに手を出していたといい、精神的にも不安定になったのはこの頃からだと言われています。

教員試験を受けられず、夢?もやぶれたあと、2012年末に犯行現場でもある「津久井やまゆり園」に非常勤職員として働きだします。

一緒に暮らしていた両親が引越し、実家で1人暮らしをしだしたのもこの頃だと言われています。

両親だけが引っ越したのは、母親がご近所とうまくやっていけなくなったのが原因だと言われています。

おそらく息子は職場も近くにあるし、成人しているし、ということで1人残して引っ越したのだと思われます。

両肩と背中に大きな刺青を入れており、この刺青を入れたのもここ数年の間だと言われています。

刺青

刺青2

2013年4月からは「津久井やまゆり園」の常勤職員になります。

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壊れだした人格

就職した当初は「施設の入所者がかわいい」と意欲的でしたが、約2年前から「思い通りにいかない」「大変だ」と周囲に話していました。

その頃、元職員の女性(74)は施設職員から「(植松容疑者が)入所者に暴力を振るっていて、どう対応していいか分からず困っている」と相談を受けています。

特にこの2年間でかなり粗暴になっていたようです。

今年に入り、「重度の障害者は生きていてもしかたない。安楽死させた方がいい」と同僚の職員に話しています。

その4日前には衆院議長公邸を訪れ、犯行を予告する内容の手紙を警戒中の警察官に渡していました。

それを知った施設は警察に通報し、次の日には神奈川県警津久井署の事情聴取を受けました。

「大量殺人は日本国の指示があればやる」という趣旨の発言があったので、警察は相模原市に報告しています。

同じ日、植松容疑者は施設側と面談した結果、自主退職となっていました。

その日のうちに市の職員が面接し、他害の恐れが強いと判断され、2人以上の指定医が措置入院の必要があると診断し、入院が決まりました。

入院した際には大麻の陽性反応も出ていました。

ここで市が警察に報告していれば、何か変わったかもしれません。

整形も

卒アル

※中学の卒業アルバム

刺青2

元々一重だった目を二重に、そして鼻を高く整形しています。

犯行の一ヶ月前には金髪にしています。

周囲には「ロレックス化(高級化する)」と話し、整形していたようです。

容姿に自信がなかったのでしょう。

他人から認められたい、という願望が人一倍強かったのではないでしょうか。

歪んでしまった人格

元々の性格は明るく、好印象な人物だと言われています。

ほんの数年で歪んだのか、奥底にあった闇がむき出しになってしまったのかはわかりません。

もしかしたら、その明るい性格も演じていたのかもしれません。

明るく振る舞うことで、親から捨てられる不安を無くしていたのかもしれません。

逮捕されてからも「後悔していない」と言っているようです。

送検される際の、あの不気味に笑った顔がそれを物語っています。

罪の意識が無く、「自分は悪くない」と思っている、非常にたちが悪いと言えます。

完全に自己陶酔しています。

一方で「今回の事件に関しては、突然のお別れをさせるようになってしまって、遺族の方には心から謝罪したいと思います」と供述しています。

被害者に対しては何の罪の意識も謝罪の気持ちない、というのがはっきりとわかります。

そして遺族の方に対しての皮肉にも聞こえます。

「神のお告げがあった」などとも発言していることや、手紙を衆議院議員に渡しに行っていることから、非常に自己顕示欲が強い人物だということも伺えます。

本当に志が強く、施設で働くような方は「安楽死させた方がいい」という考えには至らないものです。

優生思想、すなわち命を差別している人物であると言えます。これを本人はヒトラーの思想だと語っています。


犯行に至った経緯などはこれからもっと詳しくわかってくるとは思いますが、もう二度とこのような事件が起こらないよう、未然に事件をどう防ぐかが重要になってきます。

事件を事件だけで終わらせないようにしたいものです。

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コメント

  1. 佐々木明美 より:

    親が立派だと子供は親を追い越せないからお気の毒ですね。どんな子もいろいろ悩みがあったのですね。良く解りました。

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