皆さんは毎年お盆をどう過ごしていらっしゃいますか?
- 家族と一緒にのんびり
- 実家に帰省
- バカンス
- お墓参り
- バリバリお仕事
などなど、人それぞれ過ごし方は様々違いますよね。
お休みの人もそうでない人も、運気をアップさせる大事なスピリチュアルな観点から見た過ごし方を紹介します。
お墓参り
お盆と言えばお墓参りに行く方も多いのではないでしょうか。
暑いし面倒だし・・・という方もいらっしゃると思いますが、お墓参りは是非行ってください。
お墓が遠い方やお仕事の方は難しいかもしれませんが、ご先祖様に感謝して偲ぶことを心がけるだけでも運気は変わります。
同じ宗派のお寺へ行き、拝んでもらうのも良いですね。
何より今自分がここにいられるのもご先祖様の存在があってこそです。
お盆は本来、ご先祖様へお参りするために設けられた休暇ですので、遊んで終わり!というのは望ましくありません。
また、お盆の準備やお墓参りは親がしてくれるから、祖父や祖母がしてくれるから、と人任せにしておくのも望ましくないことです。
お墓参りはいつすればよいのか
お墓参りの時期は様々言われています。お盆前の8月7日にするのがいい、盆の入りである8月13日にするのがいい、とそれぞれ違います。
今まで祖父母や両親などがしてきたことを尊重しつつ、できるだけ早めにするのが望ましいでしょう。
なぜご先祖参りをするのか
お盆はご先祖様の霊や近親者の霊をお家に迎えて、一緒に過ごし、送り出す(供養する)行事です。
お盆は正式には盂蘭盆会(うらぼんえ)といいます。インドのサンスクリット語のウラバンナ(逆さ吊り)がその言葉の語源です。
お釈迦様の弟子である目連尊者が「地獄で母親が逆さづりの罰で苦しんでいる、どうすれば母親を救えるか」とお釈迦様に相談をしたことが始まりです。
するとお釈迦様は「夏の修行が終わった7月15日に、供養すればお母さんを地獄から救うことができますよ」と答えました。
教えのとおりにしたところ、母親は極楽浄土に行くことができたのです。
このことが元となり、7月15日は亡くなったご先祖様に感謝をささげ、供養をする日となりました。
これがお盆の始まりと言われています。
ただの休暇ではないのです。
お盆の時期は地域によりさまざまで、8月13日~8月16日(旧暦の7月15日頃)の期間をお盆とすることが多いようです。
家での過ごし方
お墓をきれいにしたら、次はお家に精霊棚(しょうりょうだな)(盆棚)を設けましょう。
お家に迎え入れたご先祖様の霊は、精霊棚(盆棚)にお祀りします。
精霊棚の作り方
一般的にはマコモで編んだゴザを敷いて、壇を置き四隅に葉のついた青竹を立て、竹の上部にしめ縄を張って結界をつくり、位牌(いはい)やお盆の供え物、なすの牛・きゅうりの馬、故人の好物などを飾ります。
ただしマンションなど住宅事情で大きな祭壇を作ることが難しい場合は、小さなテーブルの上に和紙を敷いて、お花やお水、季節の果物やなすの牛・きゅうりの馬などを並べるだけでも良いでしょう。
気持ちが大切です。
出典:http://www.gaspo.ne.jp/portal/lives/54
お盆行事の大切さ
お盆の行事をしなかったからといって、罰が下るわけでもなく誰に咎められることもありません。
逆にしたからといってその恩恵をすぐに授かるわけでもありません。
ではなぜこのようなことをするのか。
想像してみてください。
お盆に家族みんなでお墓のお掃除をしたり、故人を思い精霊棚を準備をしたり綺麗なお花を飾ること…。
目に見えないものに対して、ここまで気を配り尊ぶのです。
もし自分の子孫がこのようにしている姿を見たら、私はその子孫たちを守ろうとするでしょう。
もっと現実的に言えば、ご先祖様をおもてなしするこの行いは、そのまま現実の世界にも役立つのです。
現実世界で人をおもてなしする心遣いと同じなのです。
そして、目に見えないものを大切にするということは、それは人の気持ちであったり、感謝の気持ちを大切にすることと繋がります。
特に子どもの頃からそれをすると社会に出たときにとても役に立ちます。
人に優しくできる方というのは、他人からも優しくされます。
このような方の運気が悪いわけありません。
すなわち、お盆行事を大切にするということは、運気や運勢アップにも繋がっているのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最近は核家族化もすすみ、お盆に親戚が集まり、お盆行事をするということも少なくなってきました。
ですが、一人ひとりの心がけ次第でお盆という時期を大切に過ごせると考えています。
ご先祖様に感謝の気持ちを伝えたり、供養をするのは良い機会ですので、ぜひお盆はご先祖様を偲びましょう。