漁師がサメより恐れるという殺人魚がいるのはご存知ですか?
その名も『ダツ』。
何やら聞きなれない魚の名前ですが、どんな魚なのでしょうか。
生息域や生態など、画像や動画をまじえてお届けします。
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ダツってどんな魚?
出典:wikipedia
ダツとは漢字で『駄津』と書きます。
東京、江ノ島での呼び名だそうで、地域によっては『スズ』や『アオボネ』とも呼ばれます。
体長は1m程です。結構大きいですね…。
ダツ目ダツ科に分類される魚で、同じダツ目にはサンマやメダカ、トビウオがいます。
確かにサンマとよく似た顔をしていますね。そのするどいアゴを除けば、ですが…。
また、高速で泳ぎ回るのも特徴です。
捕食の際には、小魚の鱗の光に反応して時速60~70kmで突進する習性を持っています。
この習性こそが、サメよりも恐れられる理由なのです。
夜、ダツが生息する海域をライトで照らすと、その光に反応したダツがライトに向かって激しく突進してきて人の体に突き刺さることがあります。
特に暗い時間に潜水するのは大変危険なのです。
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ダツの生息域
ダツ(10属32種)は全世界の熱帯、温帯の海に生息します。
日本では、北海道南西部以南の日本海と東シナ海を含む西太平洋の温帯域に生息します。
なので特に沖縄の漁師さんからサメと同等、もしくはそれよりも恐れられています。
ちなみに南西諸島と小笠原諸島には生息していません。
群れでいると尚更怖いですね…。
もし、万が一体に刺さった場合は抜かずにダツを殺してから病院へ行きましょう。
無理に抜くと出血多量に陥ることがあるからです。
まとめ
今回はサメよりも恐ろしい魚、『ダツ』についてお届けしました。
刺さると時には死に至る恐ろしい魚ですが、ちなみに食べると美味しい魚でもあります。
できれば遭遇したくないですね。
もし温かい海に出ることがあれば注意してください。(特に夜)