節分に食べるものと言えばいわしや恵方巻、などなどたくさん思い付くのですが、その次の日である立春の日に食べる食べ物をご存知ですか?
住んでいる地域によれば習慣づいて知っている方もいらっしゃると思います。
立春は新しい1年の始まりとも言われています。おめでたい日です。
今回はそんな立春の日に関する食べ物のことのついてまとめてみました。
Contents
立春の日に関する食べ物 1.卵
立春の日に卵??
実はこれは食べるわけではなく、立春の日には「卵が立つ」と言われています。卵は鶏卵のことです。
これは戦後間もない1947年に、新聞各社が「歴史的発見だ!」と取り上げ大きな話題となりました。コロンブスの卵、という言葉があるように、卵を立たせるなんて無理だと思い込んでいたために反響を呼びました。
・・・ですが実はこれ、いつでも誰でもできます。
立春の頃の特別な気候条件(気温や気圧)の絶妙なバランスにより、黄身の中心が下がり、奇跡的に立つはずないものが立つ!…というものでしたが、科学的根拠は全く無かったのです。
時間をかけてそーっと立たせれば立ちます。
無理だと思い込んでやらずにいたものは、実はやってみればできることだったのです。人々の固定観念を打ち破った良い例なのではないでしょうか。
みなさんは日常生活で同じようなことはありませんか?無理だと思わずとりあえずやってみましょう!
立春の日に関する食べ物 2.立春朝搾り
食べものというよりは飲み物、お酒です。
節分の夜から一晩中かけてもろみを搾り、立春の朝に搾りたての生原酒を作り上げます。その搾りたての原酒を立春にいただくというものです。
新しい季節(一年)の始まりに、立春の日に生まれたての原酒を飲むことは、とても縁起の良いものとされてきました。
立春の日に関する食べ物 3.和菓子
立春の日に和菓子屋さんに行ったことはありますか?そこにはこんなものが置いてあったりします。
「立春大福」などと呼ばれる縁起物の和菓子です。
和菓子屋さんは「二十四節気」にちなんで季節の移ろいを映したお菓子を作っているのです。風情ですね。
また、かの有名な「赤福」では「立春大吉餅」と呼ばれる黒大豆と大豆の二種類の豆を使用した豆大福です。こちらは2月1日にだけ発売されます。
立春の日は是非和菓子屋さんに行ってみてください。
立春の日に関する食べ物 4.魚介類
前日の節分は鰯。翌日の立春では「サザエ」や「イワナ」を食べます。
この頃のサザエは産卵期を迎え、一番美味しい頃になります。またビタミンB1・ビタミンB2・アミノ酸・タウリン、鉄分、コラーゲンなどたくさんの栄養物質も含まれており、疲労回復や美肌に効果があります。ぜひ食べておきたいところですね!
イワナはこの立春の時期から釣れるようになります。淡水魚であり、「イトウ」と同じように幻に近い憧れの魚と呼ばれています。この時期に食べるのは少し難しいかもしれません。
イワナの卵は「黄金イクラ」と呼ばれるほどで、まるで黄金のように美しい卵です。とても縁起の良い魚です。
立春の日に関する食べ物 5.豆腐
古来から白い豆腐には、邪気を追い祓うほどの霊力が宿ると言われています。
立春前(節分)に食べる豆腐は、それまでの罪や穢れを祓い、
立春当日に食べる豆腐は、健康な体に幸福を呼び込んでくれるという意味があります。
「立春大吉豆腐」♡今日から立春まで販売します! 青山在来大豆の寄せ豆腐になります(*^^*) pic.twitter.com/FW3tdIHI
— 手づくりやさんSOYSOI♡YUMI (@70628Y) 2013, 2月 1
いかがですか?
必ず食べなければならないものはありませんが、全てお正月と同じように、「いい一年になりますように」と願いをこめた縁起担ぎですね。
こういった日本古来からの風情も大切にして、立春を迎えてみませんか?
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