ひどい頭痛はとてもしんどいですよね。心中お察しします。
頭痛薬に頼るのも良いのですが、飲みすぎも良くないと聞いたことはありませんか?
そして妊婦さんなど、薬を飲みたくても飲めない方もいらっしゃいます。
そこで、薬以外で頭痛を治す、改善させる方法・対処法をまとめました。
頭痛の原因
まず頭痛を改善させるためには、頭痛の原因を知らなければなりません。
偏頭痛(片頭痛)
頭の片側、もしくは両方がズキンズキンと脈をうつように痛みます。主にこめかみあたりの血管が拡張することにより痛みます。
緊張状態から解放された時やリラックスし過ぎた時、ホルモンバランスの乱れなどが原因です。また、セロトニンが減少すると痛みが発生すると言われています。
動くことで痛みが増します。
人によって症状は違いますが、光や音、臭いに敏感になります。
緊張型頭痛
後頭部に痛みを感じます。肩こりや首の痛み、目の奥の痛みを伴うことが多いです。筋肉の緊張などにより、血管が収縮することにより痛みます。
姿勢の悪さや同じ姿勢でずっといることによる筋肉の緊張、目の疲れや精神的ストレスが原因です。
我慢できる痛みであることが多く、動いても痛みは増しません。
複合型
偏頭痛と緊張型頭痛の両方の特徴を合わせ持つ頭痛です。
血管の拡張と収縮による痛みが混在する一番やっかいな頭痛です。
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予防・対処法・改善方法
偏頭痛(片頭痛)の場合
- こめかみなど痛みのある部分を氷枕や熱吸収シートで冷やす
- 糖分をとる
- 刺激を避けた薄暗い静かな部屋で横になる
- カフェインを摂る(妊婦さんは摂りすぎ注意)
- 休日に寝すぎない
血管の拡張により痛みが引き起こされるので、冷やすことが有効です。
逆にお風呂に入ったりアルコールを飲んだりすると悪化します。
また、空腹で低血糖になると悪化するので、飴などをなめたり、アイスティーに砂糖を入れると有効です。
寝すぎるとリラックスしすぎて血管が拡張され、頭痛が起こります。
そしてセロトニン不足を解消するには、一般によく言われる「健康的な生活を送る」ことが大切になります。
- 早寝早起き
- 太陽光を適度に浴びる
- 緩やかで適度な運動
- 栄養バランスのとれた食事
地に足の着いた生活を送ることが頭痛の予防になります。
緊張型頭痛の場合
- ストレッチをする
- 整体などに通い骨格のズレを直す
- かみ合わせを直す
- ゆっくりとお風呂に入りリラックスする
- ストレスをためない
血行の悪さが原因なので、ストレッチや入浴などで血行をよくすることが痛みを緩和させてくれます。
骨格や噛みあわせの歪みが原因となっていることもあるので、一度治療を受けてみてもいいかもしれません。
姿勢が悪いことを自覚している方は特に、普段から姿勢良く過ごしてみてください。
そして一番はストレスを溜めないことです。
ちゃんと質の良い睡眠をとっていますか?適度な運動などをしてストレス解消できていますか?
精神的ストレス、身体的ストレス、このどちらかでも頭痛を引き起こします。
自分で対策を行なっても良くならない場合は、一度医師に相談してみてください。
複合型の場合
痛みが混在しているので、どちらか一方だけの対処法を行なうだけでは改善されません。
そうなると必然的に頭痛薬を飲む機会が増えてしまいます。
薬の飲みすぎによる頭痛もあるので、きちんと用法と用量を守ることが大切です。
薬以外で改善させるなら、首や肩は温め血行を良くし、こめかみあたりは冷やしてみましょう。
あとは水分と塩分をよくとり、脳の血流を正常に戻しましょう。経口補水液やスポーツドリンクを飲みましょう。
痛み出してから改善させるのは難しい場合が多いので予防が大切です。
- 長時間同じ姿勢でいない(こまめに休憩)
- PCやスマホを使いすぎない(目を使いすぎない)
- 部屋の空気を入れ替える
- 適度に運動をする
頭痛は原因を見極めることが大切です。
頭痛が起こる直前、何をしていたか、を意識するだけでも違います。
目の疲れや肩こりの原因になることはなるべく避ける、リラックスする時間を設ける、適度な運動をして血行を改善させる・・・などなど。
ホルモンバランスの乱れによる頭痛の場合は特に生活習慣に気をつける必要があります。
妊娠中や、頭痛が何日経っても改善されない場合などは、迷わず病院を受診しましょう。
あなたの頭痛が一刻も早く改善されることを祈っています。