出典:http://ameblo.jp/piyokichi-11/entry-11765022742.html
「立春大吉」というお札をご存知ですか?
どんなご利益があるのでしょうか。
どこに貼る(飾る)のか、いつ、いつまで、そして自分で作る「立春大吉」書き方までまとめてみました。
立春大吉とは
まず立春大吉についてです。
立春大吉というお札は立春の早朝、禅寺(禅宗のお寺)の門に貼るものでした。
「厄除け」の意味があり、この禅寺の檀家さんにもこのお札を配り、檀家さんは玄関に貼っていました。
また「立春大吉」はすべて左右対称の漢字です。こういった漢字は縁起が良いものとされる説もあります。
「新しい一年を平穏に過ごせますように」という願いが込められています。
どこで手に入れるのか
これは実はどこでも手に入るものではありません。
禅寺の檀家さんのみに配っているところがほとんどです。
郵送してくれる良心的なお寺もあるようですが、そう多くはないです。
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購入、という形になるとそれなりにお金も必要になります。
そこでご利益も十分な「立春大吉」のお札を簡単に手に入れる方法を紹介します。
自分で作る
手に入らないときは自分で作ってしまいましょう!
ご利益は無いどころか自分で書いたほうがご利益は大きいのです。本来は自分で書いていたものだそうです。
作り方(簡易的)
- 半紙(もしくは和紙)、墨、筆を用意します。筆ペンでもかまいません。
- 縦書きで無病息災の願いを込めながら「立春大吉」と書きます。
- 最後に自分の息を吹きかけます。
これだけです。
細長くお札らしくつくると◎ですね。
本来であれば身を清めて…云々手順があるのですが、現代では難しいですよね…。
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貼る場所、貼り方
さて、一生懸命作った「立春大吉」のお札。厳格な決まりはないのですが、いくつか注意点があります。
場所
基本的には玄関に貼ります。
一説には、表玄関の向かって右側に貼るか、玄関の内側であれば右側、いずれも目線の位置、もしくは少し上、目に入りやすい高さに貼ります。
また家の鬼門(北東)にあたる位置に貼ることもあります。
他にも神棚、とも言われますがそもそも禅宗(仏教)から始まったお札なので神棚というのもいかがなものか、という気がします。
貼るときは家の中、できれば家の中心を向くように貼ると良いそうです。南向き、もしくは東向きが良いとも言われます。
注意点
間違ってもお札を画鋲や釘などで留めてはいけません。糊やご飯粒、セロハンテープ(輪っかにしたもの)や両面テープなど、お札を傷つけないもので留めましょう。
ベストなのは半紙でお札を支える額を作り、お札自体に粘着物をつけない貼り方です。
貼る時期、期間
「立春大吉」お札は節分深夜に書き、立春の早朝に貼る、と言われていたり、
立春から雨水(2/19)までに行なえばよい、とされたり、
正式な立春時間(2016年は2月4日18:46)までに書いて、正式に立春になってから貼る
と言われたりと様々です。
2月4日のうちに貼る、というのが良いのではないでしょうか?
そして一年間飾っておきましょう。
お札についてはこちらで詳しくまとめてあります→お守りとお札の違い、置き場所、有効期限が切れたものの処分方法
まとめ
新春大吉とは
- 厄除け、無病息災などの願いを込めたお札
- 立春の日に門や玄関に飾る
- 一年間飾る
- 自分で書いたものにはパワーが宿る
ということで、まさに大吉、良いこと尽くしです。
今年は飾ったことが無いという方もぜひ飾ってみてはいかがでしょうか??
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