2016年2月20日、amazarashiのツアー「世界分岐二〇一六」の広島公演に行ってきました。
amazarashi初の広島公演とあって楽しみにしていました。
ネタバレとなりますので、ご覧になる際はご注意ください。
Contents
セトリ
- コンビニ傘
- タクシードライバー
- 季節は次々死んでいく
- ワンルーム叙事詩
- 性善説
- 名前
- 雨男
- 夏を待っていました
- ラブソング
- スピードと摩擦
- エンディングテーマ
- しらふ
- 美しき思い出
- 収束
- 多数決
- スターライト
とても内容の濃い1時間半でした。
感想・流れ・雰囲気
コンビニ傘という静かなポエトリーリーディングから始まったと思えば後半で鳥肌もののバンド紹介。
会場名と「青森から来ました、amazarashiです!!」の言葉で泣いた方もいるほど。ずっと会いたかったamazarashiがそこに居ました。
2曲目は新アルバムから。まだこの地点ではアルバムは発売前なので知らない曲だったのですが、アップテンポの疾走感のある楽曲でした。メンバーもノリノリで楽しそうでした。
勢いは止まらず季節は次々死んでいく、へ。秋田さんの叫びが胸に突き刺さるように心に響きます。序盤からぐっときました。
初期の楽曲であるワンルーム叙事詩。最後はいつも原曲とは違うアレンジで、そこが好きだったりします。
個人的にライブで聞くのがとても好きな楽曲、性善説。イントロの地点で感動。この楽曲はアコギをかき鳴らす秋田さんがとても印象的です。
「名前」「雨男」と静かな楽曲が続きます。ただどちらもメッセージ性の強い楽曲なので涙なしでは聞けません。
「雨男」の前口上もとても素敵です。
雨が止んだかのように「夏を待っていました」が始まり、そこからは「ラブソング」「スピードと摩擦」とロック調の格好良い楽曲が続きます。
とここで一気にクールダウン。「エンディングテーマ」のイントロが流れ出します。
新しいアルバム内の新曲ですが、この楽曲は先行発売されているため、知っている人も多いように感じました。その証拠に何人ものファンがイントロの地点で涙していました。
最後の「ありがとう」がとても心に響きます。号泣です。
次はポエトリーリーディングなのですが、これもまた新しいアルバムから。しらふ。秋田さんが珍しくギターを持たず、身一つで訴えかけるその言葉のひとつひとつはとても重たいものでした。一文字も聞き漏らすまいと集中しました。途中で豊川さんのピアノが入るあたりからもう鳥肌がとまりませんでした。
新しい試みであるこのポエトリーリーディング。amazarashiにしかできない、とても素晴らしいものでした。
その流れを残したまま「美しき思い出」へ。この楽曲も最後が原曲と違うのですが、そこのある部分でバンドの一体感を感じます。
CDでは味わえない、ライブならではです。
この後、MCでした。
「こうやって遠いところに来るたび思うのが、こんなにもたくさんの人が来てくれるから、今わいたちはここにいられる」
「新しいアルバムができました。未来への不安の正体、とは何か、ということについて考えながら作ったアルバムです。わいにとったらもう過去の作品に思えるけど、もやもや(不安)が晴れるようなアルバムになっているので、ぜひ聞いてください」
といった趣旨のMCでした。
ラスト3曲は本当にあっという間でした。「収束」からの「多数決」は本当に格好良かったです。多数決ではちらほらハンズアップがありました。
最後にスターライトを持って来るあたりにamazarashiの変化を感じました。
あとがき
最後にかかるエンドロール的立場の楽曲は「多数決」でした。
今回のライブもとても良かったです。
堂々と歌うその姿に圧倒されます。割と昔は緊張だったりいっぱいいっぱいさだったりが伝わってきてたのですが、それもほとんど無くなってきて、音源を超える「ライブらしさ」が見えてくるようになりました。
秋田さんが楽曲に込めた思いがどストレートに伝わってきます。
amazarashiを知ったなら、ぜひ生のamazarashiを体感するべきです。
もしライブを行くことに戸惑っていらっしゃる方がいるのなら、それはもったいないですよ。
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